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みやこステークスについて、過去のレースの人気・4コーナーでの位置取りなどを統計処理して、平均値や偏差値を算出して、表にまとめました。 好走した馬たちは、何が優れていたのかを数値化したのです。 競馬予想の参考にしていただければ、嬉しいです。

1.人気と好走の関係性
 まずは、好走した馬たちの人気についてです。下表のとおり、1着馬は平均3番人気で、5番人気以内の馬が1着になる確率が高いです。なお、1着馬は、1番人気が8頭中2頭と少ないですが、2番人気までに8頭中6頭入っています。1着馬は7番人気までに全て入っているので、優勝するにはある程度の人気が必要なようです。
 人気の平均値可能性の高い範囲
1着馬 3番人気1~5番人気
1~3着馬 4番人気1~7番人気
全馬平均 8番人気4~13番人気
 ※「可能性の高い範囲」は、68%確率の範囲とした

また、人気を成績と考えると、1着馬は偏差値62で、1~3着馬で59と、1~3着馬は人気も優秀でなければならないようです。
 偏差値(人気)
1着馬  62
1~3着馬  59
全馬平均  50


2.馬番と好走の関係性
 次に、馬番です。1着馬は、内枠の方がやや有利なようです。1~3着馬もやや内枠の方が有利なようです。
 馬番の平均値可能性の高い範囲
1着馬  6.8 1~12番
1~3着馬  6.9 3~11番
全馬平均  8.3 4~13番


3.4コーナーでの位置と好走の関係性
 4コーナーでの位置は、前に付けた方が優勢です。
 番手の平均値可能性の高い範囲
1着馬 3.8 1~7番手
1~3着馬 4.9 1~8番手
全馬平均 7.6 3~12番手

 
4.馬体重と好走の関係性
 馬体重は、1着馬は重い体重がやや優勢ですが、1~3着馬はほとんど差がないようです。
 体重の平均値可能性の高い範囲
1着馬 510kg486~534kg
1~3着馬 500kg476~524kg
全馬平均 501kg473~529kg


5.斤量と好走の関係性
 斤量による差は、別定戦のためか、あまり差はないようです。
 斤量の平均値可能性の高い範囲
1着馬56.4kg55.6~57.1kg
1~3着馬56.5kg55.3~57.6kg
全馬平均56.2kg55.2~57.3kg


6.馬齢と好走の関係性
 1着馬は4歳の馬が好走しています。1~3着馬は4~5歳が好走しています。
 馬齢の平均値可能性の高い範囲
1着馬 4.4才3.6~5.1才
1~3着馬 4.5才3.4~5.5才
全馬平均 4.8才3.7~6.0才


7.牝馬と好走の関係性
 牝馬の出走が少なく、成績も良くありません。
 平均着順可能性の高い範囲
牝馬13.7着11~16着
全馬平均 8.1着 4~13着
 牝馬の成績を偏差値にすると、38でかなり成績が悪いです。
 偏差値
牝馬  38
全馬平均  50


8 .まとめ
(1)1着馬の傾向
人気アリ(62)>前の位置取り(59)の順で予想するのが良さそうです。
  ※カッコ内の数字は、1着馬の平均偏差値
1着馬を予想するには、「人気アリ、前の位置取り」の馬を総合的に重視した方が良いようです。また、場合によっては、4歳馬(54)、内枠(53)、重い馬体重(53)を考慮した方が良さそうです。

仮に5番人気以内、前の位置取り、4歳馬で選択とすると、インティに優勝を期待、というところでしょうか。

(2)1~3着馬の傾向
人気アリ(59)>前の位置取り(56)>4~5歳馬(55)
の順で予想するのが良さそうです。また、場合によっては、4歳馬(53)、内枠(53)を考慮した方が良さそうです。
   ※カッコ内の数字は、1~3着馬の平均偏差値
3着までの馬の予想は、「人気アリ、前の位置取り、4~5馬齢」の馬を総合的に重視した方が良いようです。


※統計処理は、過去8年間のみやこステークスのデータを用いています。


(参考)偏差値とは?
 平均点が偏差値50となるように、成績を指標化したものです。理想的な成績分布をしている場合は、偏差値80では上位0.1%になり、偏差値70では上位2%、偏差値60で上位16%になります。そして偏差値50(平均点)では、上位50%になるのですが、成績分布が偏っていると、平均点=上位50%ではないことがあります。


※みやこステークスについて
みやこステークスは、京都競馬場で行われていた「トパーズステークス」を重賞に格上げして、2010年に競走名を変更して新設されました。G1のチャンピオンズカップの前哨戦として定着しています。


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