武蔵野ステークスについて、過去のレースの人気・4コーナーでの位置取りなどを統計処理して、平均値や偏差値を算出して、表にまとめました。 好走した馬たちは、何が優れていたのかを数値化したのです。 競馬予想の参考にしていただければ、嬉しいです。

[祝]前々週の「天皇賞(秋)」は、人気、牝馬、内枠、全て的中!アルテミスSも人気予想のみしかありませんでしたが全て的中!スワンスSも人気・馬齢全て的中!





1.人気と好走の関係性
 まずは、好走した馬たちの人気についてです。下表のとおり、1着馬は平均4番人気で、7番人気以内の馬が1着になる確率が高いです。なお、1着馬は、1番人気が10頭中3頭おり、8番人気までに10頭中10頭入っています。優勝するには、そこそこの人気が必要なようです。
 人気の平均値可能性の高い範囲
1着馬 4番人気1~7番人気
1~3着馬 5番人気2~9番人気
全馬平均 8番人気4~13番人気
 ※「可能性の高い範囲」は、68%確率の範囲とした

また、人気を成績と考えると、1着馬は偏差値59で、1~3着馬でも57と、1着馬、1~3着馬は人気も優秀です。
 偏差値(人気)
1着馬  59
1~3着馬  57
全馬平均  50


2.馬番と好走の関係性
 次に、馬番です。1着馬は全く相関性がありません。1~3着馬もほとんど相関性がありません。
 馬番の平均値可能性の高い範囲
1着馬  8.4 4~13番
1~3着馬  7.7 3~12番
全馬平均  8.4 4~13番


3.4コーナーでの位置と好走の関係性
 4コーナーでの位置は、1着馬はやや前に付けた方が優勢なようです。1~3着馬もやや前につけた方が優勢なようです。
 番手の平均値可能性の高い範囲
1着馬 6.9 2~12番手
1~3着馬 6.6 2~11番手
全馬平均 7.8 3~12番手


4.馬体重と好走の関係性
 馬体重は、1着馬は全く相関性がないようです。1~3着馬はやや重い方が優勢なようです。
 体重の平均値可能性の高い範囲
1着馬 501kg474~527kg
1~3着馬 505kg480~529kg
全馬平均 499kg473~525kg

 5.馬齢と好走の関係性
 馬齢による差は、1着馬は3~5歳の若い世代が優勢です。1~3着も3~6歳とやや若い世代がやや優勢です。
 斤量の平均値可能性の高い範囲
1着馬 4.5歳3.1~5.9歳
1~3着馬 4.6歳3.4~5.8歳
全馬平均 5.2歳3.7~6.6歳


6.斤量と好走の関係性
 斤量による差は、ハンディ戦ですが、1着馬はややハンディが重い実力馬がやや優勢です。1~3着馬は全く相関がないようです。
 馬齢の平均値可能性の高い範囲
1着馬56.3kg55.5~57.1kg
1~3着馬56.1kg55.3~56.9kg
全馬平均56.1kg55.3~57.0kg

7.牝馬と好走の関係性
 牝馬の成績は、牡馬より成績が不振です。
 平均着順可能性の高い範囲
牝馬10.3着6~15着
全馬平均 8.4着4~13着
 牝馬の成績を偏差値にすると、46で不振の成績を残しています。
 偏差値
牝馬  46
全馬平均  50


8.その他
・倍率は、1着馬は平均で11倍(可能性の高い範囲は21倍以下)、1~3着馬は平均で19倍になる(可能性の高い範囲は47倍以下)


9 .まとめ
(1)1着馬の傾向
人気アリ(59)
で予想するのが良さそうです。
  ※カッコ内の数字は、1着馬の平均偏差値
1着馬を予想するには、「1~7番人気」の馬を総合的に重視した方が良いようです。
また、場合によっては、3~5歳馬(54)を考慮した方が良さそうです。
1週前の現時点で、仮に1~7番人気、3~5歳馬で選択とすると、エアアルマスあたりに優勝を期待、というところでしょうか。

(2)1~3着馬の傾向
人気アリ(57)
で予想するのが良さそうです。
   ※カッコ内の数字は、1~3着馬の平均偏差値
3着までの馬の予想は、「2~9番人気」の馬を総合的に重視した方が良いようです。
また、場合によっては、3~6歳馬(54)を考慮した方が良さそうです。


※統計処理は、過去10年間の武蔵野ステークスのデータを用いています。


(参考)偏差値とは?
 平均点が偏差値50となるように、成績を指標化したものです。理想的な成績分布をしている場合は、偏差値80では上位0.1%になり、偏差値70では上位2%、偏差値60で上位16%になります。そして偏差値50(平均点)では、上位50%になるのですが、成績分布が偏っていると、平均点=上位50%ではないことがあります。


※武蔵野ステークスについて

1996年に創設されており、創設時は5月に東京競馬場のダート2100mで行われていました。ダート競走体系が再構築された2000年にG1のジャパンカップダートが新設されると、ダート1600mに短縮され、開催時期も秋の東京開催に変更されました。
 

このブログでデータ分析していない「出走馬のデータ分析」は、下記の予想記事を参考にしたらいかがでしょうか。

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