マイルチャンピオンシップについて、過去の好走馬の人気・枠番などを統計処理して表に整理しました。
過去に好走した馬たちは、何が優れていたのかを偏差値や平均値を用いて、数値化したのです。


 ※朝日杯フューチュリティステークス(2019年)以降は、サイトの引っ越しをしました。一部書式が違いますが、内容は同じものです。こちらのサイトです ↓↓↓ http://xn--o9j486gxd249cwh8a1r1b.club/


[祝]前々週のアルゼンチン共和国杯1着馬予想は、人気・斤量・位置・馬齢、全て的中!ファンタジーSも人気予想のみしかありませんでしたが、6番人気1頭指名も含めて的中!京王杯2歳Sも人気・馬体重・位置、全て的中!みやこSは位置は的中なものの人気は外れ・・


 



1.人気と好走の関係性
 まずは、好走した馬たちの人気についてです。下表のとおり、1着馬は平均5番人気で、8番人気以内の馬が1着になる確率が高いです。
なお、1着馬は、1番人気が10頭中1頭しかいませんが、5番人気までに10頭中8頭入っています。優勝するには、そこそこの人気が必要なようです。
 人気の平均値可能性の高い範囲
1着馬 5番人気1~8番人気
1~3着馬
 5番人気
1~8番人気
全馬平均 9番人気4~15番人気
 ※「可能性の高い範囲」は、68%確率の範囲とした

また、人気を成績と考えると、1着馬は偏差値59で、1~3着馬でも59と、1着馬も1~3着馬も人気は優秀です。
 偏差値(人気)
1着馬  59
1~3着馬  59
全馬平均  50


2.馬番と好走の関係性
 次に、馬番です。1着馬は、全く相関がないようです。1~3着馬はやや内枠の方が優位なようですがほとんど差はありません。
 馬番の平均値可能性の高い範囲
1着馬  9.1 3~16番
1~3着馬  8.9 3~14番
全馬平均  9.5 4~15番


3.4コーナーでの位置と好走の関係性
 4コーナーでの位置は、1着馬は前に付けた方がやや優勢なようですが、ほとんど差はありません。1~3着馬はやや前に付けた方が優勢なようです。
 番手の平均値可能性の高い範囲
1着馬 7.6 4~12番手
1~3着馬 6.9 3~11番手
全馬平均 8.9 4~14番手


4.馬体重と好走の関係性
 馬体重は、軽量が優勢ですが、ほとんど差がないようです。
 体重の平均値可能性の高い範囲
1着馬 483kg461~504kg
1~3着馬 482kg455~509kg
全馬平均 488kg461~515kg


5.斤量と好走の関係性
 斤量による差は、定量戦なので、1着馬はやや斤量が大きい馬が好走しているようです。1~3着馬もやや斤量の大きい馬が優勢ですがほとんど差はないようです。
 斤量の平均値可能性の高い範囲
1着馬56.8kg56.4~57.2kg
1~3着馬56.7kg56.0~57.3kg
全馬平均56.5kg55.6~57.4kg


6.馬齢と好走の関係性
 1着馬は全く相関がないようです。1~3着馬はやや若い世代が優勢ですがほとんど差はないようです。
 馬齢の平均値可能性の高い範囲
1着馬 4.7歳3.2~6.2歳
1~3着馬 4.5歳3.4~5.6歳
全馬平均 4.8歳3.5~6.1歳


7.牝馬と好走の関係性
 牝馬の成績は、牡馬とほぼ同じ成績です。
 平均着順可能性の高い範囲
牝馬 9.5着5~14着
全馬平均 9.5着4~15着
 牝馬の成績を偏差値にすると、50でほぼ牡馬と同じ成績を残しています。
 偏差値
牝馬  50
全馬平均  50


8.その他
単勝の倍率は、1着馬は平均で13倍(可能性の高い範囲は27倍以下)、1~3着馬は11倍になる(可能性の高い範囲は23倍以下)
過去5年間のマイルチャンピオンシップで3着以内に入った15頭のうち13頭は、1800mで2着以内に入っている。残り2頭は1800m未経験 (90%弱の確率=15頭中13頭)。なお、1着馬はすべて優勝経験か1800m未経験。
過去5年間のマイルチャンピオンシップで3着以内に入ったすべての馬は、前走が重賞で6着人気以内に入っている
 (100%以上の確率=15頭中15頭)。なお、1着馬はすべて前走3番人気以内。
過去5年間のマイルチャンピオンシップで3着以内に入ったほぼ全ての馬は、前走が重賞で5着以内に入っている
 (90%強の確率=15頭中14頭)


9 .まとめ
(1)1着馬の傾向
1着馬を予想するには、「1~8番人気(59)の馬を総合的に重視した方が良いようです。
   ※カッコ内の数字は、1~3着馬の平均偏差値
また、場合によっては、斤量が57kg(54)や、1800mで2着以内実績、前走が重賞で3番人気以内の実績を考慮した方が良さそうです。

統計的な予想としては、8番人気以内が予想される、ダノンプレミアム、ダノンキングリーなどが1着に想定されます。
敢えてさらに絞ると、1~8番人気(1週間前の想定)、斤量57kg、1800mで2着以内実績、前走が重賞で3番人気以内で選択して、ダノンプレミアム、ダイアトニック、レイエンダに優勝を期待、というところでしょうか。

(2)1~3着馬の傾向
3着までの馬の予想は、「1~8番人気(59)の馬を総合的に重視した方が良いようです。
   ※カッコ内の数字は、1~3着馬の平均偏差値
また、場合によっては、4コーナーで3~11番手(54)や、1800mで2着以内実績、前走が重賞で6番人気以内で5着以内の実績を考慮した方が良さそうです。


※統計処理は、過去10年間のマイルチャンピオンシップのデータを用いています。


(参考)偏差値とは?
 平均点が偏差値50となるように、成績を指標化したものです。理想的な成績分布をしている場合は、偏差値80では上位0.1%になり、偏差値70では上位2%、偏差値60で上位16%になります。そして偏差値50(平均点)では、上位50%になるのですが、成績分布が偏っていると、平均点=上位50%ではないことがあります。


※マイルチャンピオンシップについて
マイルチャンピオンシップは、1984年に新設されたGIレースです。春のG1安田記念とともにマイルのチャンピオン決定戦として位置づけられています。1998年からは国際競争となり、外国馬も出走可能になりました。


このブログでデータ分析していない「出走馬のデータ分析」は、下記の予想記事を参考にしたらいかがでしょうか。
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