ジャパンカップについて、過去の好走馬の人気・枠番などを統計処理して表に整理しました。
過去に好走した馬たちは、何が優れていたのかを偏差値や平均値を用いて、数値化したのです。


 ※朝日杯フューチュリティステークス(2019年)以降は、サイトの引っ越しをしました。一部書式が違いますが、内容は同じものです。こちらのサイトです ↓↓↓ http://xn--o9j486gxd249cwh8a1r1b.club/
 



1.人気と好走の関係性
 まずは、好走した馬たちの人気についてです。下表のとおり、1着馬は平均3番人気で、なんと4番人気以内の馬が1着になる確率が高いです。
なお、1着馬は、1番人気が10頭中4頭おり、5番人気までに10頭中10頭入っています。優勝するには、かなりの人気が必要なようです。
 人気の平均値可能性の高い範囲
1着馬 3番人気1~4番人気
1~3着馬
 4番人気
1~7番人気
全馬平均 9番人気4~14番人気
 ※「可能性の高い範囲」は、68%確率の範囲とした

また、人気を成績と考えると、1着馬は偏差値63で、1~3着馬でも60と、1着馬も1~3着馬も人気は優秀です。
 偏差値(人気)
1着馬  63
1~3着馬  60
全馬平均  50


2.馬番と好走の関係性
 次に、馬番です。1着馬は、内側が優位なようで「0番~」となってしまいました。1~3着馬はやや内枠の方が優位なようです。
 馬番の平均値可能性の高い範囲
1着馬  5.7 0~11番
1~3着馬  7.4 2~13番
全馬平均  9.0 4~14番


3.4コーナーでの位置と好走の関係性
 4コーナーでの位置は、1着馬は前に付けた方が優位なようです。1~3着馬はやや前に付けた方が優位なようです。
 番手の平均値可能性の高い範囲
1着馬 4.9 2~8番手
1~3着馬 6.7 2~11番手
全馬平均 8.3 3~13番手


4.馬体重と好走の関係性
 馬体重は、軽量がやや優位なようです。牝馬が優勢なことが理由かもしれません。
 体重の平均値可能性の高い範囲
1着馬 476kg450~502kg
1~3着馬 485kg461~510kg
全馬平均 486kg460~513kg


5.斤量と好走の関係性
 斤量による差は、定量戦ですが、1着馬は斤量が小さい馬がかなり優位なようです。1~3着馬もやや斤量の小さい馬が優位です。
 斤量の平均値 可能性の高い範囲
1着馬55.2kg53.7~56.7kg
1~3着馬56.0kg54.5~57.4kg
全馬平均56.4kg55.2~57.6kg


6.馬齢と好走の関係性
 1着馬は若い世代が優位なようです。1~3着馬はやや若い世代が優勢なようです。
 馬齢の平均値可能性の高い範囲
1着馬 4.0歳3.2~4.8歳
1~3着馬 4.3歳3.3~5.4歳
全馬平均 4.8歳3.5~6.2歳


7.牝馬と好走の関係性
 牝馬の成績は、牡馬より優位な成績を残しています。
 平均着順可能性の高い範囲
牝馬 6.3着2~11着
全馬平均 9.0着4~14着
 牝馬の成績を偏差値にすると、56で牡馬より優秀な成績を残しています。
 偏差値
牝馬  56
全馬平均  50


8.その他
単勝の倍率は、1着馬は平均で6倍(可能性の高い範囲は10倍以下)、1~3着馬は16倍になる(可能性の高い範囲は41倍以下)
過去10年間のジャパンカップで1着に入った10頭のうち9頭は、2000mおよび2400mで優勝している。(90%の確率)。なお、2400m優勝未経験馬は、2400m未出走。
過去10年間のジャパンカップで1着以内に入ったすべての馬は、前走がG1かG2で、5着人気以内で6着以内に入っている
 (100%の確率)。なお、前走1番人気の馬は10頭中8頭が優勝。


9 .まとめ
(1)1着馬の傾向
1着馬を予想するには、「1~4番人気(63)、斤量54~57kg(60)、位置2~8番手(57)、枠番1~11番枠(57)、馬齢3~5歳(56)、牝馬(56)の馬を総合的に重視した方が良いようです。
   ※カッコ内の数字は、1~3着馬の平均偏差値
また、場合によっては、馬体重450~502kg(54)や、前走はG2以上で5番人気以内で6着以内などの実績を考慮した方が良さそうです。

統計的な予想としては、4番人気以内が予想される、ワグネリアン、レイデオロなどが1着に想定されます。
敢えてさらに絞ると、馬体重450~502kg、前走の人気が1番人気で選択して、レイデオロに優勝を期待、というところでしょうか。

(2)1~3着馬の傾向
3着までの馬の予想は、「1~7番人気(60)、牝馬(56)の順番で総合的に予想した方が良いようです。
   ※カッコ内の数字は、1~3着馬の平均偏差値
また、場合によっては、馬齢3~5歳(54)、斤量55~57kg(54)、4コーナーで2~11番手(53)、枠番2~13番枠(53)や、前走はG2以上で5番人気以内で6着以内などの実績を考慮した方が良さそうです。


※統計処理は、過去10年間のジャパンカップのデータを用いています。


(参考)偏差値とは?
 平均点が偏差値50となるように、成績を指標化したものです。理想的な成績分布をしている場合は、偏差値80では上位0.1%になり、偏差値70では上位2%、偏差値60で上位16%になります。そして偏差値50(平均点)では、上位50%になるのですが、成績分布が偏っていると、平均点=上位50%ではないことがあります。


※ジャパンカップについて
ジャパンカップは、1981年に新設されたGIレースです。創設から2018年までの優勝は外国招待馬14勝、日本馬24勝となっています。なお、始めの3年間は外国招待馬が連続優勝して、第11回まででも11回中9回が外国招待馬が優勝しています。しかし最近13回は日本馬が連続優勝しています。
 




※前々週のエリザベス女王杯1着馬予想は、人気予想だけですが的中!福島記念は位置・人気・体重・馬齢は的中ですが、枠番は外れ!デイリー杯2歳Sは人気は的中なものの位置は外れ!武蔵野Sは人気予想だけですが外れ・・


このブログでデータ分析していない「出走馬のデータ分析」は、下記の予想記事を参考にしたらいかがでしょうか。
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