デイリー杯2歳ステークスについて、過去のレースの人気・4コーナーでの位置取りなどを統計処理して、平均値や偏差値を算出して、表にまとめました。 好走した馬たちは、何が優れていたのかを数値化したのです。 競馬予想の参考にしていただければ、嬉しいです。

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1.人気と好走の関係性
 まずは、好走した馬たちの人気についてです。下表のとおり、1着馬は平均3番人気で、5番人気以内の馬が1着になる確率が高いです。なお、1着馬は、1番人気が10頭中3頭おり、4番人気までに10頭中8頭入っています。優勝するには、ある程度の人気が必要なようです。
 人気の平均値可能性の高い範囲
1着馬 3番人気1~5番人気
1~3着馬 3番人気1~5番人気
全馬平均 6番人気3~10番人気
 ※「可能性の高い範囲」は、68%確率の範囲とした

また、人気を成績と考えると、1着馬は偏差値60で、1~3着馬でも59と、1~3着馬は人気も優秀です。
 偏差値(人気)
1着馬  60
1~3着馬  59
全馬平均  50


2.馬番と好走の関係性
 次に、馬番です。1着馬は、外枠の方がやや多いですがほとんど差がありません。1~3着馬は差はありません。
 馬番の平均値可能性の高い範囲
1着馬  6.6 3~11番
1~3着馬  6.3 3~10番
全馬平均  6.2 3~10番


3.4コーナーでの位置と好走の関係性
 4コーナーでの位置は、1着馬は前に付けた方が優勢なようです。1~3着馬も前につけた方が有利なようです。
 番手の平均値可能性の高い範囲
1着馬 4.2 1~7番手
1~3着馬 4.2 1~7番手
全馬平均 5.9 2~9番手


4.馬体重と好走の関係性
 馬体重は、好走との相関がないようです。
 体重の平均値可能性の高い範囲
1着馬 470kg451~490kg
1~3着馬 469kg450~488kg
全馬平均 471kg448~493kg


5.斤量と好走の関係性
 斤量による差は、定量戦ですが、牝馬がそこそこの活躍をしているためか、1着馬はややハンディが小さめの馬が好走しているようです。1~3着馬は相関がありません。
 斤量の平均値可能性の高い範囲
1着馬54.7kg54.2~55.2kg
1~3着馬54.9kg54.5~55.2kg
全馬平均54.8kg54.5~55.2kg

6.牝馬と好走の関係性
 牝馬の成績は、牡馬よりやや優秀なようです。
 平均着順可能性の高い範囲
牝馬 5.2着3~8着
全馬平均 6.2着3~10着
 牝馬の成績を偏差値にすると、53でやや優秀な成績を残しています。
 偏差値
牝馬  53
全馬平均  50




7.その他

・単勝の倍率は、1着馬は平均で5倍(可能性の高い範囲は10倍以下)、1~3着馬も9倍になる(可能性の高い範囲は21倍以下)


8 .まとめ
(1)1着馬の傾向
人気アリ(60)>前への位置取り(55)
の順で予想するのが良さそうです。
  ※カッコ内の数字は、1着馬の平均偏差値
1着馬を予想するには、「1~5番人気、1~7番手の位置取り」の馬を総合的に重視した方が良いようです。
また、場合によっては、斤量が軽め(53)や、牝馬(53)を考慮した方が良さそうです。

仮に5番人気以内、先行型、牝馬で選択とすると、ライティアに優勝を期待、というところでしょうか。

(2)1~3着馬の傾向
人気アリ(59)>前への位置取り(55)
の順で予想するのが良さそうです。
   ※カッコ内の数字は、1~3着馬の平均偏差値
3着までの馬の予想は、「1~5番人気、1~7番手の位置取り」の馬を総合的に重視した方が良いようです。
また、場合によっては、牝馬(53)を考慮した方が良さそうです。


※統計処理は、過去10年間のデイリー杯2歳ステークスのデータを用いています。


(参考)偏差値とは?
 平均点が偏差値50となるように、成績を指標化したものです。理想的な成績分布をしている場合は、偏差値80では上位0.1%になり、偏差値70では上位2%、偏差値60で上位16%になります。そして偏差値50(平均点)では、上位50%になるのですが、成績分布が偏っていると、平均点=上位50%ではないことがあります。


※デイリー杯2歳ステークスについて
1966年に2歳馬による重賞競走として「デイリー杯3歳ステークス」の名称で創設されました。現名称は2001年の馬齢表示の変更より使用されています。当初は、京都競馬場の1600m競争で行われましたが、距離や開催場所の変遷を経て、1997年からは京都競馬場の1600mで定着しました。


このブログでデータ分析していない「出走馬のデータ分析」は、下記の予想記事を参考にしたらいかがでしょうか。

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