チャンピオンズカップについて、過去10年間の好走馬の人気・枠番などを統計処理して表に整理しました。
過去に好走した馬たちは、何が優れていたのかを偏差値や平均値を用いて、数値化したのです。
※朝日杯フューチュリティステークス(2019年)以降は、サイトの引っ越しをしました。一部書式が違いますが、内容は同じものです。こちらのサイトです ↓↓↓ http://xn--o9j486gxd249cwh8a1r1b.club/
1.人気と好走の関係性
まずは、好走した馬たちの人気についてです。下表のとおり、過去10年間の1着馬は平均4番人気で、8番人気以内の馬が1着になる確率が高いです。
なお、1着馬は、1番人気が10頭中4頭もいるので「0番人気~」となっています。8番人気までに10頭中9頭入っています。優勝するには、それなりの人気が必要なようです。
人気の平均値 | 可能性の高い範囲 | |
---|---|---|
1着馬 | 4番人気 | 0~8番人気 |
1~3着馬 | 5番人気 | 2~9番人気 |
全馬平均 | 8番人気 | 4~13番人気 |
※「可能性の高い範囲」は、68%確率の範囲とした。
また、人気を成績と考えると、1着馬は偏差値59で、1~3着馬でも57と、1着馬も1~3着馬も人気は優秀です。
人気での1着馬予想の信頼度はA、1~3着馬予想の信頼度はBとなります。人気から好走馬を予想することは可能だと考えられます。
※太文字の信頼度のランク付けは、上記の偏差値からS,A,B,C,D,E,Fにランクを分け、C以上では予想可能、Dは参考データと考えています。
偏差値(人気) | |
---|---|
1着馬 | 59 |
1~3着馬 | 57 |
全馬平均 | 50 |
2.馬番と好走の関係性
次に、馬番です。1着馬は、やや内枠が優位のようですが、馬番との相関がほとんどないようです。1~3着馬も馬番とほとんど相関がありません。
また、馬番での1着馬予想の信頼度はE、1~3着馬予想の信頼度はEとなります。
※太文字の信頼度のランク付けは、偏差値を使ってS,A,B,C,D,E,Fに分け、C以上では予想可能、Dは参考データと考えています。
馬番の平均値 | 可能性の高い範囲 | |
---|---|---|
1着馬 | 7.7番 | 3~13番 |
1~3着馬 | 7.8番 | 3~12番 |
全馬平均 | 8.4番 | 4~13番 |
3.第4コーナーでの位置と好走の関係性
4コーナーでの位置は、1着馬は前に付けた方が優秀なようです。1~3着馬も前につけた方がやや優位なようです。
また、第4コーナー位置での1着馬予想の信頼度はB、1~3着馬予想の信頼度はDとなります。第4コーナーの位置から1着馬を予想することは可能と考えられます。
※太文字の信頼度のランク付けは、偏差値を使ってS,A,B,C,D,E,Fに分け、C以上では予想可能、Dは参考データと考えています。
番手の平均値 | 可能性の高い範囲 | |
---|---|---|
1着馬 | 4.7番手 | 0~9番手 |
1~3着馬 | 6.1番手 | 1~11番手 |
全馬平均 | 7.9番手 | 3~12番手 |
4.馬体重と好走の関係性
馬体重は、1着馬は重量馬がやや優位なようですが、ほとんど相関がありません。1~3着馬は相関がないようです。
また、馬体重での1着馬予想の信頼度はE、1~3着馬予想の信頼度はFとなります。
※太文字の信頼度のランク付けは、偏差値を使ってS,A,B,C,D,E,Fに分け、C以上では予想可能、Dは参考データと考えています。
体重の平均値 | 可能性の高い範囲 | |
---|---|---|
1着馬 | 509kg | 485~534kg |
1~3着馬 | 507kg | 483~530kg |
全馬平均 | 505kg | 478~533kg |
5.斤量と好走の関係性
別定戦ですが、斤量による差は、1着馬は斤量と相関がないようです。1~3着馬も相関が見られません。
また、斤量での1着馬予想の信頼度はF、1~3着馬予想の信頼度はFとなります。
※太文字の信頼度のランク付けは、偏差値を使ってS,A,B,C,D,E,Fに分け、C以上では予想可能、Dは参考データと考えています。
斤量の平均値 | 可能性の高い範囲 | |
---|---|---|
1着馬 | 56.7kg | 56.0~57.4kg |
1~3着馬 | 56.8kg | 56.3~57.3kg |
全馬平均 | 56.7kg | 56.1~57.3kg |
6.馬齢と好走の関係性
1着馬はやや若い世代が優位なようですが、相関はほとんどありません。1~3着馬もやや若い世代が優位なようですが、ほとんど相関がありません。
また、馬齢での1着馬予想の信頼度はE、1~3着馬予想の信頼度はEとなります。
※太文字の信頼度のランク付けは、偏差値を使ってS,A,B,C,D,E,Fに分け、C以上では予想可能、Dは参考データと考えています。
馬齢の平均値 | 可能性の高い範囲 | |
---|---|---|
1着馬 | 4.7歳 | 3.8~5.6歳 |
1~3着馬 | 4.9歳 | 3.7~6.1歳 |
全馬平均 | 5.1歳 | 3.7~6.6歳 |
7.牝馬と好走の関係性
牝馬の成績は、牡馬よりもやや良い成績を残しています。
平均着順 | 可能性の高い範囲 | |
牝馬 | 6.8着 | 3~11着 |
全馬平均 | 8.4着 | 4~13着 |
牝馬の成績を偏差値にすると、53で牡馬よりもやや良い成績を残しています。
なお、性別での予想の信頼度はDとなります。
※太文字の信頼度のランク付けは、偏差値を使ってS,A,B,C,D,E,Fに分け、C以上では予想可能、Dは参考データと考えています。
偏差値 | |
---|---|
牝馬 | 53 |
全馬平均 | 50 |
8.その他
※単勝の倍率は、1着馬は平均で14倍(可能性の高い範囲は33倍以下)、1~3着馬は16倍になる(可能性の高い範囲は31倍以下)
※過去10年間のチャンピオンズカップで1着に入った10頭のうち8頭は、1600mで優勝経験している。(80%の確率)。なお、1600m優勝未経験馬のうち1頭は、1600m未出走。
※過去10年間のチャンピオンズカップで1着以内に入ったすべての馬は、前走が重賞で、5着人気以内で5着以内に入っている(100%の確率)。
9 .まとめ
(1)1着馬の傾向
1着馬を予想するには、「1~8番人気S、第4コーナー1~9番手B」の順番で総合的に予想した方が良いようです。
※太文字は、1着馬予想の信頼度
また、場合によっては、牝馬Dや、1600m優勝経験、前走は重賞で5番人気以内で5着以内などの実績を考慮した方が良さそうです。
統計的な予想としては、8番人気以内が予想される、クリソベリル、オメガパヒュームなどが1着に想定されます。
敢えてさらに絞ると、1600m優勝経験、前走の人気が5番人気・5着以内で選択して、ゴールドドリームに優勝を期待、というところでしょうか。
(2)1~3着馬の傾向
3着までの馬の予想は、「2~9番人気B」の馬を中心に予想した方が良いようです。
※太文字は、1~3着馬予想の信頼度
また、場合によっては、第4コーナーで1~11番手Dや、牝馬D、1600m優勝経験、前走は重賞で5番人気以内で5着以内、などの実績を考慮した方が良さそうです。
※予想の信頼度の定義
予想の信頼度S~Fは、偏差値61以上でS、59以上でA、57以上でB、55以上でC、53以上でD、51以上でE、51未満でFとなるように設定しました。この記事では、C以上で予想する設定にしており、Dは参考値と設定しています。
なお、偏差値算出などの統計処理は、過去10年間のデータを用いています。
※チャンピオンズカップについて
チャンピオンズカップは、2000年に創設されたダート国際招待競走「ジャパンカップダート」が前身になります。当初は、東京競馬場でダート2100mで開催されています。また、ジャパンカップダートは2007年までジャパンカップの前日に施行されていましたが、2008年から現在の時期になり、また阪神競馬場の1800mに変更されました。さらに2014年からは中京競馬場の1800mになり、名称も「チャンピオンズカップ」に変更され、国際招待制も廃止されています。
※前々週のマイルチャンピオンシップ1着馬予想は、人気予想だけですが的中!東京スポーツ杯2歳ステークスも人気・枠番・牡馬ともに的中です!
このブログでデータ分析していない「出走馬のデータ分析」は、下記の予想記事を参考にしたらいかがでしょうか。
(参考)偏差値とは?
平均点が偏差値50となるように、成績を指標化したものです。理想的な成績分布をしている場合は、偏差値80では上位0.1%になり、偏差値70では上位2%、偏差値60で上位16%になります。そして偏差値50(平均点)では、上位50%になるのですが、成績分布が偏っていると、平均点=上位50%ではないことがあります。